北海道旅行2021(その3)

3日目の朝を迎えた。

当たり前の話だ。
開けない夜はないし、
揚げないトンカツはない。
そして僕は着実に年を取る。
脂っこいものは控えようと思う。
語呂と言葉の長さだけで書いてみた。


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みたいな感じで。
そしてだいぶ酔ってきた様子。
意味のわからないことを囲碁を並べるように書いている。

やばいやばい。

お酒をたくさん飲んでいる。つまりは朝を迎えたのちに昼を過ごし、今はもう夜ということになる。やっぱりお酒は夜に飲むものだと思う。朝から飲むと頭が痛くなる。

さてと、そんな今日は富良野の自然の中をぶらぶらとしていた。北海道の自然は見ていて飽きない。そして癒やされる。

いつもはイヤらしいことばかり考えている頭の中の記憶媒体達が癒やされることで上書き保存されているような気がする。今、初めて自分の中で煩悩の危機が訪れている。それはきっと悪いことじゃないんだろう。

そんなわけで今日は朝から自然の中をドライブし、昼にはジンギスカンをひとりぼっちで食べた。

東京ではひとりぼっちで焼き肉をすることなんて当たり前のことだと思っていたせいで感覚が麻痺していたらしく、どうやら家族連れやカップル達がワイワイと言いながら楽しむジンギスカンを中年男性が一人で食べているのは北海道では異常な行動らしい。

後ろの子供達がこちらをチラチラと見ながらお互いの耳元にヒソヒソと話す姿を見て、ああ、自分は醜く年を取ったイカれた中年クソ野郎なんだということを改めて思い出すことができた。ありがとう。

ちなみに長年生きてきたけれど、人が「ワイワイ」と口に出して言っているところや、「ヒソヒソ」と話しているところを今だ見たことがない。

さてと、これから外に出て星を見る。

そんな澄んだ心を持った中学生向けの夏休みのようなことをしていたらさらに煩悩がどこかに身を潜めてしまいそうで自分の存在自体に危うさを感じている。

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