五円玉おっぱい

これはもうずいぶんと前の話だけれど、高円寺の喫茶店でお釣りとしてもらった五円にはリボンが結ばれていて、なんだかいいご縁でもありそうだなと思った。

それからしばらく経ち、期待していたようなエロい美女との出会いはなかったけれど、二十数年ぶりに大学の友人から突然の連絡が入った。

「みんなで飲もうよ」と。

そのみんなと飲むのが久しぶり過ぎて人見知りな自分は店に着くまで少々憂鬱だったのが、先に来ていた四人に会ったら一気にテンションが上がった。

みんな全然変わってないじゃん!

そうやって、大学時代を懐かしみながら・・・

本当はあいつが嫌いだったんだなんて話をしたり、
じつはあの子が好きだったんだよなんて話をしたり、
みんなで何台かの車を出して旅行に行った話をしたり、
SくんがこっそりOちゃんのおっぱいを触っていた話をしたり、

Mくんの枕の臭いは親父の臭いがするなんて話をしたり、
SくんがKちゃんのおっぱいを触って女の子に怒られた話をしたり、

最近俺こんなことしてるんだよねなんて話をしたり、
Yくんの服っていつも臭かったよねって話をしたり、
SくんがMちゃんのおっぱいを触ったんだって話をしたり、

僕が旅行中、笑顔で川に流されていたよねなんて話をしたり、
おっぱいの話をしたり、
Mくんじつはあの子とチョメチョメしたんだよなんて話をしたり、
おっぱいだとかの話をしたり、

亡くなった親父の臭いを嗅いだらつい涙がこぼれたんだなんて話をしたり、
やっぱりおっぱいだよねって話をしたり、
おっぱいの話をしていた。

そうやって一軒目の水道橋を出たあと新宿で飲もうよとなったときには既に十二時を過ぎていて、これもう絶対終電までに帰れないじゃんとなりながら・・・

寿司屋でおっぱいの話をしたあと解散したのは午前二時半頃で、なんとなく歩いて帰った自宅到着は三時半過ぎだった。

なんでタクシー使わなかったんだろう・・・。

そんなこんなも全部楽しかったな「ふふふ」と、そう思いながら今日もおっぱいのことを考えながらひとり中野で飲んでいる。

もうあれだ・・・

生まれ変わったらおっぱいになろう。

素敵な五円に感謝。

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