北海道旅行2021(その4)

4日目。

旅行中、毎日何かを書くなんてこと正直想像していなかった。

キャンプをしていたのであればパソコンなんて開いていられないし、今回選んだようなゲストハウスに泊まったのであれば、例えば石垣島の“まつかぜ ザ・ゲストハウス”などに行こうものなら、その日偶然一緒に泊まったというだけの連中とコンマ何秒かで仲良くなり、夜まで飲み明かすことになるからやっぱりパソコンなんて開いていられない。

まぁ、沖縄のゲストハウスは少々特別なんだろう。

お酒を飲める場を宿が用意し積極的に宿泊者の交流を図っている。沖縄ではこのみんなが集まりワイワイとお酒を飲むことを“ゆんたく”といって、多くのゲストハウスでは夜になるとゆんたくが始まる。

けれど、その中でも特に楽しいのが“まつかぜ”。楽しすぎて見よう見まねでこんな↓動画まで作ったほど。まぁ、まだ動画の撮り方も編集の仕方もよくわかっていなくて恥ずかしい作りになっているけど。

そんなわけで今回泊まった“ゲストハウス“夕茜舎(あかねやど)”

富良野で一番評価が高く、居心地が良くて食事も美味しかったけれど、お盆のこの時期家族連れとカップルが多く、まつかぜで見られるような寂しい中年男性や中年女性(若い人達も多いけど)はほぼほぼ見ることができず、仕方がないからひとりぼっちを楽しむようにパソコンをいじっていた。

そういえば最近いつもパソコンをいじっている。

思春期の少年が覚え立ての快楽のために毎日股間をいじっているくらいにパソコンをこねくりまわしている。

そうしてわかったのが自分、パソコンとスマホとWi-Fiさえあれば生きていけるんだろうということで、それだけあれば意外と楽しい。覚え立ての快楽だ。

ってすっかり本題から逸れた。
宿の話に戻ろう・・・。

昨日一昨日と泊まったのが“夕茜舎(あかねやど)”、そして今日泊まっているのが“コスモスファーム”

こちらも非常に評価が高かった。

泊まってみるとその理由に簡単にうなずけるような立地と建物の作りで、キレイな部屋をひとりで使える喜びは覚え立ての快楽にうってつけだった。

いや、本題に戻ってもおかしな話を書いている・・・。

いずれにしても今回、旅を通して宿には恵まれた。そしてやりたいことをやりながら過ごしている(覚え立ての快楽ではない)。

朝から秘湯のような無料の混浴露天風呂に行き、続いてすぐに別の露天風呂に行った(混浴もあったけれど水着着用だった)、快楽を求めるには十分なコースだ。

それから観光名所をいくつか周り、夕食には中富良野のイタリア料理屋“シェブール”に行った。

この店、二日前に行ったものの「予約でいっぱいです」と断られたお店。

いったいどれほどの腕を持っているのかと予約を取って行ってみると、こ、ここまでの腕でございますか・・・とひれ伏した上に値段が1200円と格安過ぎて椅子から転がり落ちそうになった。

最初に出てきたジャガイモのスープがもうかわゆ過ぎて美味しすぎて困った、どう食べようかと(結局ぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べたけれど)。

メインの真鯛のポワレなんて“ワレ”も忘れるくらいに美味しくて“ポ”しか残らないじゃないかこれ・・・と思ったものだから、人見知りのくせに「と、とても、お、おいしかったです・・・」と女性店員に初めての告白をするかのように胸の思いを伝えてしまった。恥ずかし・・・。

それから、北海道民の心の友である「セイコーマート」で隣街の十勝のワインを買い込み、宿に戻り、テラスでおしゃれで飲もうと思ったものの、熊の鳴き声のようなものが聞こえたから即座に怖じ気づいて部屋で飲むことにした。

そして今に至る。

昼間、温泉に浸かっているとき、ふと昔先輩から言われた「何かを得ようと思ったら何かを捨てなくちゃいけないんだよ」という言葉を思い出し、確かに何かを捨てたことによって、ひとりぼっちになった自分が今こうして何かを得ているんだなと妙に納得したのを思い出していた。

ディナーに向かう途中、ようやく晴れた姿を見せた北海道の夕日がやけにキレイで、見とれながらもなんとか写真に収めた。

自然がくれた違った形での覚え立ての快楽に浸っていた。

おすすめの記事