北海道旅行2021(その5)完結編

旅行5日目。

宿のコスモスファームの朝食は豪華なサンドイッチで、天気が良かったから外で食べた。

暑くも寒くもなくないちょうどいい気候。

“ザ・夏の北海道”的な天気で、このために来たんだよそもそも・・・といった感想。やれやれ、最後の最後で最高の天気を迎えるとは・・・。

なにしろその日の朝9時には旭川空港近くのレンタカー屋に車を返さなくちゃいけなくて、7時開始の朝食を待って食べ始めたものの、8時前にはチェックアウトしなくちゃいけないからのんびりしていられない。

レンタカーが激しい空腹を訴えるかのようにガソリンの給油を求めるランプを点灯させているのも気がかりで、昨夜ガソリンを入れようとしたらどのスタンドも閉まっていたせいで入れられなかった。

富良野のガソリンスタンドの夜は早い。
今度来るときは気をつけよう。

そうやって慌ただしく朝を過ごし、宿を出てガソリンスタンドに行ってみたもののまだ開店前で誰もいない。

富良野のガソリンスタンドの朝は遅い。
もう一度書くけど、今度来るときは気をつけよう。

いや今度のことはどうでもいい。
今が激しくピンチだ。

とかなんとかヤキモキしているとガソリンスタンドは開店し、給油を完了することができた。なにじらしてくれてるんだいったい。

それにしても危なかった。
危うく飛行機に乗り損ねるところだった。

と思ったものの意外と時間に余裕がある。おかげで空港へ向かう途中、キレイな花が咲き並んでいる“かんのファーム”というのを見つけたから少し見ていくことができた。


オープンは9時だそうで、このとき8時少し過ぎ、従業員が2人、畑で作業をしていただけで観光客もいない。おかげで貸し切り状態で思う存分に花を愛でることができた。

そうしてレンタカー屋へと着き、その後空港へと向かった。

空港で預けたスーツケースがやけに重いのはキャンプ用具が詰まっていたせいだけれど、結局今回キャンプはまったくしなかった・・・なんだったんだいったい。

そうして10時10分発のJAL552便。

日本航空の都合で機材が変わったこともあり、プレミアムエコノミーにアップグレードされていて快適。

さてと、これでしばらく北海道ともお別れか・・・と窓の外を見ると、なにやらJALの職員達が飛行機の下辺りでもぞもぞとやっている。

ん?
何するんだろう?
と思っていたら横断幕を出した。

「ご搭乗ありがとうございます。楽しい空の旅を!」と書いてある。

いえいえ、こちらこそどうもありがとう。

北海道がとても好きだし、さらに好きになった。

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