チェリー・ガルシアはまだまだお子ちゃま

先日、表参道に行ってみるとアイスクリーム屋の“ベン&ジェリ-ズ(Ben&Jerry's)”が無くなっていた。

「あれ?いつのまに?」

と思って調べてみると『アメリカに本社を置く“ベン&ジェリーズ”社は2020年3月に日本事業から撤退しました』とニュースがお知らせしていた。あぁ・・・。

ついでに見つけた情報ではこの会社、イスラエルによるパレスチナ占領に異議を唱え、パレスチナ占領地での販売を2022年末に終了することを発表している。

日本は裏では何かとあるけれど、表立っては支配も占領もされていないから単に売り上げの問題で撤退したんだろう。

そんなベン&ジェリーズに何年か前、ふと寄ってみたことがある。

お店に入り、よくわからないまま薦められるまま、店員が言うところの一番人気“チェリー・ガルシア”を頼んだ。

伝説のバンドのギタリスト“ジェリー・ガルシア”から名前を取ったというけれど、伝説過ぎてまったくわからない。すいませんが、どなたですかそれ?

名前にチェリー(桜)を付けるなら日本向けに“桜金造”とでもしてくれればわかりやすかったのに、けれどそれだとベンもジェリーも決して認めやしないんだろう。

(↑桜金造)

まぁ確かにチェリーとチョコの組み合わせはガルシアちっくであって、金造からはほど遠い。

そしてここのアイスの具は大きい。
となれば小者の金造には荷が重い。

いや、桜金造が小者かどうかは知らないけれど。

というかそもそも桜金造を知っている若者なんて今どきいないだろうから、Mr.Childrenの桜井和寿から名前を取って“カズトシ・サクライ”あたりが適当な名前なのかもしれない。

ところでこの日・・・

真夏の炎天下。

購入したアイスをおしゃれに表参道沿いで食べようと外に出たものの、暑さで手の中のガルシアはすっかり汗だくでとろけていて、僕の手をびちょびちょに濡らしていた。

その様子はやっぱりチェリーだったし、つまりはチェリーボーイで・・・

熱い思いがガルシアの下半身から大量に溢れ出ていた。

だから・・・

「ああ、やっぱりおまえは間違いなく“チェリー・ガルシア”だ」と思ったし、そうなると“カズトシ・サクライ”は不倫をするくらいに女性慣れしたチェリーとはほど遠い存在だからその案もボツだなとあきらめることにした。

そんなことを思い出しながら、すっかり別の店に変わってしまったベン&ジェリーズ跡地に立ち、ふと頭に浮かんだ言葉はもちろん・・・Tomorrow never knows(明日のことはわからない)だった。

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