軽はずみで高価なおいしい言葉

人間軽はずみなことは言うものじゃない。

と思うと同時に、
言葉って怖いなと思った。

二週間程前。

友人との会話の中でふとその友人が失礼なことを口にした・・・らしい。
こちらはそんな言葉まったく気にしていなかった。

「このチャーハン、五目チャーハンじゃなくて五目風チャーハンだったよ、ごめん」というくらいのことだったと思う。

もしくは「この炭火焼き鳥、炭火焼き風の焼き鳥風焼きとんだったよ、ごめん」というくらいのどうでもいいものだったようにも思う。

それにしても世の中フェイクが溢れすぎている。

ところでこのあと友人が口にした言葉が軽はずみだった。
「ごめん。お詫びに今度食事おごるから・・・」

うん。
人間軽はずみな言葉は言っちゃいけない。

ここで「いいよいいよそんなの気にしないよ」なんてそれこそ軽はずみに言わないところが自分のいいところだと勝手に思っている。

そうして先週、実際におごってもらった。

高級韓国料理を。

特上ホルモン :2,000円だとか
上トロタン  :2,200円とか
特上カルビ  :3,200円や
特上ミノ   :2,000円などなど

どれもおいしくて、どれも冗談みたいに高かかった。

軽はずみな言葉についた値段は軽く20,000円を超えていたとさ。

ごちそうさまでした。

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