2022年アメリカ出張

2022年10月、ひさしぶりにアメリカに行ってきた。

3月あたりからフィリピンやインド、ベトナムなどには行き始めていたけれど、アメリカとなると話は別。テンションが上がるけれど、代わりに渡航のハードルもすこぶる上がる。

事前の登録が面倒なところですでにハードルが高いけれど、なにしろホテル代や飛行機代、そして物価が高い。

今回は展示会に参加する関係から会場近くのホテルに展示会参加者としての特別価格で泊まれたものの、それでも一泊3万円以上。そうでなければ4万円以上するらしい。

日本なら高級ホテルに泊まれるところ、あちらでは名前だけが高級ホテル。実際は部屋の作りは古く、まともにお湯が出ない、部屋には無料の水がない、朝食がつかない、ホテルマンのサービスが悪い、とひどいホテルだった。

おかげで朝食は毎日展示会場内の売店で買い、水は近くのスーパーで買う必要があったけれど、マフィンとコーヒーだけで1,500円以上、水は500mlで500円以上と日本では考えられないような金額設定になっていた。

これ、この先いったいどうなるんだろう。

アメリカやばいな。
いやむしろ日本がやばいな。

などとぼやきながら会社から支給される一日の食事代でなんとかまかなった。

ちなみに今回の出張先はニューオーリンズ。
今回で四回目の訪問。


この街はいつも暖かくて過ごしやすい。

街の中心になるフレンチ・クォーターでは毎晩ジャズのライブがあちらこちらの店で催されているからにぎやかで楽しい。

ただ、昔に比べると正当なジャズというよりはポップなジャズが多くなっているようで、少々騒がしく感じられた。以前のニューオーリンズは黒人達の奏でる極上なジャズの熱気に包まれていたけれど、今はもう少しレベルを落としたジャズが流れるように感じたけれど、きっと気のせいだろう。思い出はいつも美化されてしまう。

展示会のせいか、街には人が溢れていて、お気に入りのレストランに入ろうにもどこも満席、仕方なくそこそこの店に行く羽目になって楽しさが半減してしまった。

旅先での体調不良を懸念して生牡蠣を食べられなかったのも残念な点で、すっかり美化されてしまった昔のニューオーリンズからはずいぶんとランクが落ちた経験になってしまった。

とはいえ、シュラスコやシーフードなど、何軒かは美味しい料理を楽しむことができたのでよしとしよう。

そして、カジノで100ドル負けたことや、ストリップ劇場のプライベートダンスで50ドル払ったものの大した経験もできなかったことなど、いつかどこかの酒の席で語るためにとりあえずこの場には書かずに取っておくとしよう。

そんな単なる記録を残す程度のアメリカ出張報告だとさ。

 

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