きのう、ぼくははらじゅくのオサレサロンに行きました。
そこでかみの毛をきってもらいました。
オサレサロンにはオサレなすたいりすとさんとオサレなあしすたんとさんがいて、おきゃくさんもみんなオサレです。
オサレじゃないのはぼくだけです。
けれど、さいきんのぼくはそういうことをあんまりはずかしいとはおもわなくなってきたので、へいきなかおでオサレサロンに行くことができます。
たぶんかれいがげんいんだよとともだちからいわれました。
だからぼくはらーめんとかれーはだいすきですといったら、
かれーじゃないよかれいだよ、あはは、といわれました。
オサレサロンではいつもオサレな女のすたいりすとさんがぼくのかみの毛をきってくれます。
すたいりすとさんはぼくがおねがいすることはたいていきいてくれるからだいすきです。だけどこないだ、すくなってきたかみの毛をふやしてくださいとおねがいいすると、こまったかおをしてそれはむりですといわれました。
ぼくはざんねんだなぁと思いました。
すたいりすとさんはかみの毛をきるのがとてもじょうずです。そして、かいわをするのもじょうずなのでぼくはなんだかきぶんが良くなって、いつもよけいなことまではなしてしまいます。
こないだ、すたいりすとさんから「きょうはおっぱいのはなしはしないんですか?」ときかれました。
ぼくは「え?」とおもいました。けれど、そういうふうにきかれるということは、ぼくはいつもおっぱいのはなしをしているんだなと思いました。そしてそういうはなしをしたほうがいいんだろうなと思いました。
だからぼくはおっぱいのはなしをしました。
なぜかというと、ぼくはいつもみんながよろこぶことをしてあげたいと思っているからです。
けれどぼくのおっぱいのはなしをきいたすたいりすとさんは「それはちょっと・・・」と、まずいごはんを食べたときのようなかおをしました。
ちかくにいたあしすたんとさんも「それはちょっとひきます」といいました。
あしすたんとさんがひくならぼくはおしてあげようかなとおもったけれど、みたことがないようなかおをしていたのでなにもしないでおきました。
ぼくはすこしかなしくなりました。