高級中華料理屋“銀座アスター”について注釈付きで説明したい

B!

銀座アスター。

そんな名前の少々高級ぶった中華料理屋がある。
というか実際に高級だ。

【銀座アスター】

Ginza Aster Co., Ltd. 社名の「アスター」は当時上海にあった一流ホテル「アスター・ハウス・ホテル」の名に由来する。

ちなみにアスターはラテン語で『星』を意味するらしい。
そうすると“銀座の星”的な意味になるんだろうか。

なかなか気取っている上に中華的な要素がまったくない。
銀座でまた明日ー(アスター)!くらいに思っていた。

そんなわけないけど。

そんな“銀座の星”に先日お昼、一人で行ってきた。

少々高級ぶった料理を食べることで、少々ビジネスマンぶりたかった自分がそこにいた。

そうして入った銀座アスターはたしかに高級で、ふと見た焼きそば単品が1,800円もしていたから「おいおい、それはもうランチとは言えないよ君、いつも食べる夕飯の『松屋』であれば三回は食べられるぢゃないか」と頭の中に棲むデブで偉そうな、将来の自分を表したようなリトルおっさんが危険信号を鳴らしていた。

けれど、舞台に上げられた俳優が決められたセリフを言うしかないように、席についた自分は注文するしかなく、従順に無抵抗に勧められるままランチコースを注文した。

そうして出てきたスープやザーサイ、前菜なんかは確かに美味しかった。

けれど、メインとなる肉と豆腐のどうとかこうとかいう料理はどうにも微妙な味で、できればメニューの上に『*微妙な味』とでも書いておいてもらえればありがたかった。

とはいえ、お料理のお味はいつだってお個人のお好みのお話なんだからどうこう言うお話じゃない。

微妙な気持ちで食事を終えて、会計を頼むと2,420円だと言われ「ああ、2,200円だと思っていた金額は消費税込みだと2,420円か・・・」と急に消費税の重みをズシリと感じた。

それにしてもたしか、世の中には『総額表示の義務』というものがあったと思うけれど、それはどうなったんだろう・・・と調べてみると、二度の消費税引き上げのため、値札の貼り替えの負担などを考慮し、令和3年3月31日まではその必要がない、ということだそうだ。

なんだそれ?
消費者はいつだって騙される対象でしかないということか・・・。

いずれにしても、根っからの貧乏性な庶民である自分は、値段の高さに少々アスッた。

いや、焦った・・・。

そこはもう『2,200円(税抜き)*税込みだとお高く感じられます』とでも書いておいて欲しい。

ちなみにこのマーク→「*」、米印だと思っていたけれどそうじゃない。

米印はこれ→「※」
これ→「*」はアスタリスク。

そしてアスタリスクのアスタは例のラテン語のアスターで「星」。
だから日本語では『星印』と言うらしい。

そんなわけで貧乏性な庶民のくせに、ビジネスマンぶってやろうと『銀座アスター(*アスターは星の意味)』でランチを食べてきた話をアスタリスク(*星印)付きで書いてみた。

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