夢を見た。
山の中、古い木造校舎の中にいる自分。
そこに現れた軍服を着た数十人の旧日本軍の軍人達。
学校の造りや兵士達の格好からどうやら戦時中である様子。
危険を察知し隠れる自分。
逃げ損ねて連れ去られる友人。
その友人が最後に残したのは・・・
「トイレのタンクに隠しておいたから」という言葉。
ほとんどの生徒達が連れ去られ、兵士達も去った後、友人の言葉に従い、残された数人と一緒にトイレに向かう自分。
個室のドアを順に開けて行くと、一番奥のトイレでそれを見つけた。
トイレのタンクの中に沈む白いビニール袋を。
袋を開けると中にはさらに袋が。
今度は透明のビニール袋。
開けてみる。
中には懐中電灯が一つ。
するとトイレまでついてきた仲間の一人が言う。
「実は俺もこれを預けられたんだ・・・」と乾電池を差し出す。
さらにもう一人が言う。
「実は俺も・・・」と豆電球をポケットから出す。
そこでようやく袋に入っていた懐中電灯に豆電球も乾電池も無いことに気づく。
三人が集まり、お互いの品を集めることでようやく懐中電灯が使えるものになった。
なにかが始まりそうな予感。
高鳴る鼓動。
そして・・・
目が覚めた。
え?なにこれ・・・。
「試合は開始から15分が経過し、前半の30分と後半の45分を丸々残しているところですが、都合によりサッカー中継はここで終わらせて頂きます」的な早すぎる終わり。
もやもやする。
最後まで見せてくれ。
気になって夢占いを調べてみてると・・・
連れ去られる夢
「連れ去れた人の状況が、本人の意図しない方向へ向かっていることを表す」
今回連れ去れたのは自分ではなく友人なので、彼の状況が意図しない方向へ向かっているということらしい。
そして友人といえば、実生活の上での友人は少し前に結婚して、そして子供ができて仕事をがんばっている。
けれどもしかしたらそれは意図しない方向だったんだろうか。
だとしたらご愁傷様としか言いようがない。
それにしてもそもそも僕自身に関することじゃないんだ・・・。
懐中電灯の夢
「懐中電灯は自分のひらめきやアイデアなどとも関係し、その光の明るさが感じている展望の大きさを表している」
ということはどうやら何かをひらめいているようだけれど、そもそも夢の中の懐中電灯はまだ何も照らしていない。
何かのアイデアを無意識の中で思いつきそうなんだろうか?
喉まで出かかっているけれど出てこない的なものだろうか?
だとしたらさっさと出てきて欲しい。
出し惜しみは何の特にもなりはしない。
それにしても夢占い・・・まったくもって役に立たなかった。
それよりなにより夢の続きが知りたい。
もう一度寝ようか。
けれどそんな都合よく見たい夢なんて見られるものじゃない。
それこそ夢のような話だ。