思い出し笑いSTOP!!ストリップ

B!

ランチを食べていたとき、
つい思い出し笑いをひとつ・・・

ふふっ。

・・・としてしまったのはこちらの不注意だったかもしれないけれど、そのコンマ数秒後、視界の隅で捉えた隣の席に座る赤の他人である女性の眉毛がひとつ“ぴくり”と引き攣ったのは、いったいどういう理由からなんだろう・・・。

想像するに「うわっ、おっさんキモ・・・」といったところなんだろうけれど全然気にしない。ただ今夜もちょっとお酒の量が多くなるだけだ。

さて、そんな思い出し笑いをしてしまったそもそもの原因は、友人達が話してくれたいくつかの話にある。


ひとつめは友人Aが話してくれた修学旅行の話。

友人Aの高校では入学後、修学旅行の為のお金を積み立てるそうだ。けれど、その前にまずは行き先を選択しなければならない。なぜならそれによって積立金額が変わってくるから。行き先の選択肢には2つあって、それが・・・中国か、もしくは中国地方だそうだ。

いやいや・・・そんなのある?

中国は海外だけれど中国地方はあくまで日本国内だ。
選択肢としてどうやったって釣り合わない。

それにしてもどうして“中国地方”だなんて紛らわしい名前を付けてしまったんだろう。島根だとか山口だとか・・・中央にある国だなんて到底思えない。“ちょっと左辺りの国”でいいと思う。簡単に書けば“左国”か。

いずれにしてもそんなことが本当にあるのか?と、ウソでしょ?と、三回ほど聞いてしまったけれどどうやら本当らしい。不思議・・・。

それともお金が無い家の子のために中国地方を用意しておいてくれたんだろうか。

そうなると・・・

「母ちゃん、俺、修学旅行は中国地方でいいよ。ってゆーかさ、ほんとは俺、中国地方に行きたかったんだ」

ということだろうか・・・。

なんて親孝行な子なんだろう。
まったくもって笑えない。
むしろ泣ける。

けれど思い出して笑っていたんだから自分、人でなしだ。

仕方がない。
人でなしの話を続けよう。


ある友人Bは温泉旅行の話をしてくれた。

友人B達が温泉街をブラブラしていると、温泉街にはおなじみ(?)のストリップ劇場があり、劇場の前で呼び込みをするおばあちゃんに半ば強引に引っ張られ、ついつい中に入ってしまったという。

けれど入ってしまえばそこは悲しき男の性、ドキドキしながら、けれど同時にワクワクしながら踊り子の登場を待っていたそうだ。

するとそこへ登場したのは・・・

さっきの呼び込みのおばあちゃんだった。

という話だったけれどウソでしょ?ありえない。
と、つい疑問に思って何度も聞いてしまったけれど、どうも本当らしい。

つまり・・・

おばあちゃんもお金を稼ぐのに必死だったってことだ。孫を修学旅行で中国へ行かせるために・・・。

って、
いやいや。
そんなところで繋がったりはしてない。

いずれにしてもそんなこんなを思い出してつい「ふふっ・・・」と笑ってしまったというわけだ。

それにしても修学旅行、中国の代わりに中国地方を選ぶ生徒っていたんだろうか?まぁ、今のご時世であればもちろんそちらの方が多いんだろうけど。

よかったね、おばあちゃん。
もう舞台に上がらなくもいいんだよ。

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